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ヴェルニ・マルタンアンティークヴィトリン
こちらは1900年ごろ作られた、ロココ様式のディスプレイキャビネットです。
圧倒的な美しさを誇るこの素晴らしいキャビネットを説明するには、
どのような賛辞も陳腐な表現になってしまうのは避けることができません。
まず注目するのは、この驚きのフォルム。
コーニスと呼ばれる屋根の部分が一番広く、下におりるほど緩やかに絞られ、そして最下部でまた少し広がるこのシェイプ。
まるで人間の体のように滑らかなフォルムですが、一番驚くのはなんと、通常まっすぐで壁にぴたりと付けられるはずの背面までもが、この優雅な曲線を描いているということです。
この形状は、“chaise à porteurs” (=日本でいう ”輿”)の籠の形に起因しており、フランスでその昔に貴族などが利用した美しい御輿を キャビネットとして再現するという、フランス人らしい遊び心もあるお品なのです。
(ぜひ“chaise à porteurs” を画像検索してみてください。そこに出てくる画像を見れば、どなたも「なるほど!」と笑みを浮かべられることでしょう。そしてこのキャビネットがどれだけ忠実に造られているかも、ご理解いただけるはずです。)
横から見ると、人間でいう腰にあたる部分は約8センチほど壁から離れており、その下の脚の部分は明らかにトップよりも奥行きが狭いことがわかります。
一見不安になってしまうほど常識外のフォルムですが、確かな技術で作られているこの大型キャビネットは素晴らしいバランスでこの美しい姿を実現させており、それはまるで女性の立ち姿のように色気さえ感じさせるものです。
背面ばかりではなく3面のガラスやヴェルニマルタン部分など、すべての場所が入り組んだ曲線で表現されているため、その緩やかなカーブに沿って艶やかなボディは複雑に光ります。
このキャビネットには、直線の場所を探すことは不可能です。
自由な曲線の動きで表現されたという、優美で繊細なロココ様式。
まさにこのキャビネット全体が、ロココそのものであると言えるでしょう。
細部までこだわって作られたこのキャビネットは、装飾の美しさも言わずもがな一級レベルです。
ローズウッドの寄木で飾られた全体は、艶やかなニスで仕上げられることで木材の美しさが最大限に引き出されています。
金メッキされたブロンズ装飾は何年たってもくすむことなく輝き続けます。
男女のロマンティックな場面が描かれたヴェルニマルタンも ニスで艶々に仕上げられ素晴らしい状態で保存されており、もちろん剥げなどありません。
幅1m越え、高さ2m越えの見上げるような大きさと、さらにあふれでるエレガントで華やかな輝きが備わったこのキャビネットは
メインインテリアとして圧巻の存在感を放ちます。
まぶしく輝くこの芸術品の本当の姿は、お写真では半分もお伝えできていないかもしれません。
このあふれでるオーラや気品、美しさも、私の稚拙な説明では半分もお伝えできていないでしょう。
皆さまがこのキャビネットを実際に目にした時、それが想像の何倍も素晴らしい 感動の姿であることを保証いたします。
ぜひその瞬間を楽しみに、まずはお写真にてこの芸術作品をじっくりとご覧ください。
タイプ: ヴィトリン | スタイル: Rococo | 年代: circa 1900 | 輸入国: France |
材質 | ボディ: | 表面: ローズウッド | 仕上げ: ニス |
サイズ | 横幅: 103.5 cm | 奥行: 60 cm | 高さ: 202 cm |

商品番号: LPC585 / Sold out | |
税込価格: - 円 | |