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- ENFANT AU CHIEN -


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Enfant au chien ブロンズ像
こちらはEnfant au chienと題されたブロンズ像です。
「子供と犬」と訳される題名どおり、小さな子供が飼い犬と戯れる様子がとても愛らしい作品。
この作品には"Susse Frères:スース兄弟" のサインが入っています。
スース兄弟が経営する精錬所は大変有名で、彫刻とパティーナ ※(:ここでは、銅を変色させること。「パティーナ」という言葉には二つの意味があり、"経年変化の趣"の意味で使われる「パティーナ」とは、同じ言葉ですが違う意味です。) の技術が非常に高いことは広く知られており、専門書には数々の功績の記録が残されています。
実はこのスース兄弟の精錬所は今現在も残っています。1975年にスース一族最後の経営となったものの、終わりを惜しんだ者によって経営は引き継がれ、熟練の技で作り出される作品をいまも残し続けています。
そんなスース兄弟のこちらの作品。
愛犬を前にした子供の表情はとても嬉しそうで生き生きとしており、そして愛犬も全幅の信頼をおいた飼い主に手をかけ、全身で甘えていることがわかります。
子供の髪や犬の毛の一本一本まで、そして手足の爪や布の動きなどなど、本当に細やかに表現されています。
なにより子供と犬がしっかり目を合わせて心を通わせていることまでもがよくわかるのは、やはり表情や体の動きなど、すべての面で極めて精巧に作られていることの証でしょう。
そして彫刻技術と合わせて評価されるパティーナについても特筆すべきことがあります。
一見黒っぽい一色で染められているように見えるこちらの作品ですが、よく見ると子供の体にだけが若干赤みのあるパティーナで仕上げてあることがわかるのです。
背面のお写真では、子供の背中と洋服の色が違うのがご覧いただけるでしょう。
銅の染色技術は薬品を使うものや熱を利用するものなどいろいろとありますが、この小さな作品の中で二か所に分けてその技術を施すのが、そう簡単でないことは想像に難くありません。
一色でも素晴らしい作品には違いないところにこのようなこだわりを見せるのは、良い作品を作りたいという純粋な職人の思い以外の何物でもないでしょう。
見れば見るほどこの愛らしさに心を和ませ、そして見るたびに発見する職人の技術に驚かせ続ける、素晴らしい作品。
高さ約10cm、幅7cmほどのこの小さな可愛い作品には、職人の技術と愛情がたっぷり詰まっています。
タイプ: 鋳造ブロンズ像 | スタイル: | 年代: | 輸入国: France |
材質 | ボディ: ブロンズ | 表面: Patina | 仕上げ: |
サイズ | 横幅: 7 cm | 奥行: 5 cm | 高さ: 11 cm |

商品番号: LPC635 / SOLD OUT | |
税込価格: - 円 | |