こちらは1920年ごろつくられたレディビューローです。

ダイナミックな象嵌細工がたっぷり施されたこちらのビューロー。前面、側面すべてがまるで絵画のキャンバスのようで、見る人を飽きさせません。
フォルムは、ルイ15世様式（曲線）からルイ16世様式（直線）へ移り変わる途中の、トランジション様式。
ボディは直線、脚は曲線を描いているのが特徴で、曲線と直線が絶妙に組み合わさった大変品のある姿が人気の様式です。
トップとボディのコーナー、足元、鍵穴と 各ポイントに飾られたブロンズが高級感と重厚感も醸し出しています。

扉を開ければ中にはライティングスペースと収納スペースが備わっており、書き物や読み物をするのに最適です。
使わないときには扉を閉めてプライバシーが守られるのも嬉しいポイント。かつてここに大切な人からの手紙や写真などが仕舞われたように、まるで秘密基地のような自分だけの特別な空間を持つことができます。
本来は女性用として、女性の身体に合うようスリムで華奢な造りになっていますので、見た目も圧迫感なくスペースを取り過ぎないのも良いですね。

縦型のライティングビューローは、インテリアとしての雰囲気づくりと実用性の両面から、通年大変人気のある家具です。
人々の目を楽しませながら持ち主個人の相棒としても大活躍する、大変優秀な一台です。

タイプ: レディビューロー	スタイル: Transition	年代: circa 1920	輸入国: France
材質	ボディ:	表面: ローズウッド	仕上げ: ベネシャン ターペンタインニス
サイズ	横幅: 62.5 cm	奥行: 37.5 cm	高さ: 126.5 cm