- VASE EN PORCELAINE -


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ポーセリン花瓶
こちらは1890年ごろ作られたフラワーベース(花瓶)です。
曲線が美しいすっきりとした本体、そこへぐるりとつたうブドウの枝が持ち手になった、大変ユニークで素敵なフラワーベースです。
ボディの中央には、ゴールドの枝から垂れ下がる葡萄の葉と実。なんの色も付けられていないその部分は、素焼きの状態で仕上げられています。
フランスアンティークではお馴染みのビスキュイ像と同じ素材の、この素焼きの白い葡萄。
その儚く柔らかい雰囲気がこのフラワーベースの印象を大変上品で唯一無二の存在にしており、あえて色も艶も付けないことで、素晴らしい存在感を放つことに成功しています。
造形は本物のように薄く細かく非常にリアルで、葉には葉脈まで再現されています。
素材も造形も非常に壊れやすいこの素焼きの葡萄が 大きなダメージなく残っているのは、これまで大切に使われてきた証です。
向かって左の葉の先 一か所だけに欠けた跡が見られますが、自然な葉の形状にうまく紛れてさほど目立たないと言えるでしょう。
ボディには細かい葡萄の実か花を思わせる 優しい色の絵付けがなされていますが、よくよく見ると微妙に不均一で、すべて手描きで仕上げられていることがわかります。
この細かく繊細な絵付けを一つ一つ人の手でつけられたことにも、このフラワーベースをつくった職人のこだわりを感じることができます。
ゴールドは手で触れる箇所が薄くなっていますが、それも愛用されてきた証。
お花好きなマダムが季節ごとにたくさんの花を飾り、空間を華やかに彩ってきた姿が目に浮かぶようです。
上品で清楚、控えめな美しさをまといながら、大変ユニークで存在感のある、とても素敵なフラワーベースです。
タイプ: 花瓶 | スタイル: | 年代: circa 1890 | 輸入国: |
材質 | ボディ: ポーセリン | 表面: グレージング/ビスキュイ | 仕上げ: |
サイズ | 横幅: 18.6 cm | 奥行: 14.5 cm | 高さ: 35.2 cm |
