- BUFFET BAS NAPOLÉON 3 -


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陶板付きアンティークサイドボード
こちらは19世紀後半につくられた、ナポレオン3世様式のサイドボードです。
滑らかな曲線のフォルム、細かな花の象嵌、美しいブロンズ装飾、そして中央には姉妹の様子が描かれた陶板と、非常に女性らしい華やかさがある一台ですが、
ブラックのボディとゴールドのブロンズの組み合わせは男性らしい力強さも感じさせ、重厚感と荘厳な印象も併せ持ちます。
まるでブーケを方々に散らしたような花の象嵌は、細い茎の先まで生き生きと表現されています。側面には大輪の花を束ねた様子が曲面に沿って力強く表現され、前面には、線の細い小花が4ヶ所で中央の陶板を引き立てるように 広がります。
上部もあわせて6面にもわたり広がる 大小さまざまなこの花の象嵌が、全体から溢れ出ている華やかさを作り上げていると言ってもよいのではないでしょうか。
そして象嵌の女性らしい華やかさに対し、ボリュームあるブロンズ装飾は高貴で力強く、荘厳な印象。
なかでも扉脇の2体の女神が花を抱える様は非常にリアルで妖艶ですらあり、大変目を惹くもので
ドレスのドレープ一本、花びらの一枚、指の爪などの極めて細かな部分にまで、手作業で丁寧に仕上げられた芸術品です。
名のある職人が作った家具などにサインが入っていることがあるのと同様、ブロンズにも専門職人のサインが残されていることがあります。
こちらのブロンズの裏には「H.P」のサインが刻まれており、時代背景を紐解くと、19世紀後半に活躍した Hippolyte Peyrol (イッポリット ペロル)の作品である可能性が高いことがわかりました。
サインが残されているのは製作者の自信と誇りの表れですが、もしそれがなくともこの作品が一般レベルのものではないことは誰の目にも明らかでしょう。
曲線に合わせて切り出された白い大理石は、もちろん修理痕などなくパーフェクトコンディションで残されています。扉を開ければ2段の収納スペースと上部に引き出しもつき、空間を華やかに彩る以外に機能面でも十分役立ってくれることでしょう。
そして最後に注目するのはやはり、ブロンズに囲まれた扉中央の美しい陶板。
すべての装飾はこの陶板を引き立たせるために施されたのではないかと思うほど、別格の存在感を放つ美しさ。
王女たちが庭でくつろぐさまが柔らかい色彩で繊細に描かれており、それを囲むブルーの上の金彩がブロンズのゴールドへ広がり、ひいては家具全体の一体感へと繋がっています。
この家具を前にしてまず目につく陶板に惹きつけられ、そして見るほどに引き込まれる、細部への職人のこだわり。
これぞフレンチアンティーク!と胸を張りたくなる、素晴らしい一台です。
タイプ: アルモワールバス | スタイル: Napoléon III | 年代: | 輸入国: France |
材質 | ボディ: オーク | 表面: ローズウッド/ | 仕上げ: ニス |
サイズ | 横幅: 101.5 cm | 奥行: 38 cm | 高さ: 101 cm |

商品番号: LPC586 / Sold out | |
税込価格: - 円 | |